八朔 (家元コラム)

お暑ぅございます。

本日よりしばらく 家元コラム 週一回書かせていただくことになりました。

どうぞ皆さま お付き合いいただけましたら幸いです。

 

お祭り月の七月。

今年は縮小ながらも少し'祭女'と、化すことが出来た一ヶ月。

山鉾の姿を拝見することが出来、ようやく京の夏が戻ってきたと心浮き立つ気持ちを抑えつつも抑えきれず‥    ちょっと怖々ではありましたが、久しぶりの気持ち やっぱりお祭りっていいなぁ~ お祭りが無い夏なんて考えられへん‥ と、日々愉しめた月を過ごさせていただきました。

今年は、大船鉾にて新調された懸装品の数々‥ 金箔が貼られた龍頭がお目見えでした。              鉾の上まで登らせていただき近づいてみると迫力と神々しさに鳥肌ものでした‥                 そして、北観音山では有難いレアものの御札まで頂戴し、満足のひとときを過ごさせていただきました。

 

お祭りの話は尽きず‥

 

本日は8月1日  おついたち。

八朔です。

以前、農家では、この頃 早稲の穂が実るので、初穂を恩人等の贈る風習があり武家や公家の間でも日々お世話になっている人に贈り物をするようになり、いまでも花街などでは残っているしきたりです。

はっさくというと、思いつくのは果物ですよね、 陰暦の8月1日頃から食べられるから‥のようです。

 

八朔  私が思い出すのは、清元「北州」。2度披露させていただいた演目です。                その一節に  早や八朔の白無垢の~  という歌詞があり、この曲は江戸の北、吉原をあらわした演目で、廓の一年間の風情 年中行事を描いています。 吉原で行われた紋日。遊女たちは白無垢の小袖を着て客の席に出たり   道中をしたり晴れやかな日だったようです。

 

 

まだまだ猛暑酷暑が続きますが、また新たな気持ちでこの月も過ごしていきたいと思います。

秋の目標も次々と決まってまいりました。 どうぞ滞りなくすすんでいけますように‥

 

そして、まずは‥    本日より‥     きゅうり 解禁でーすーーーーーーーーー

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